転職エージェントを有効的に活用する方法

<転職エージェントを有効的に活用する方法>

転職エージェントについて、様々な視点で語ろうと思います。その中で、転職エージェントを有効的かつ、友好的に活用する方法などを説明します。

 

<書いた人の紹介>

転職職人と申します。2000年に新卒で大手SIerに入社。2~3年したら転職して給料が良いところに転職しようとして大手コンサルティングファームに転職エージェント経由で転職。その後、5社転職して現在もIT企業に在籍、マネージャー、部長、役員など幅広く経験しています。転職エージェントに登録した数は十数社ありますので、その転職エージェントに関する情報を共有したいと思います。

 

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<転職エージェントの活用方法>

転職エージェントを有効的に活用する方法は様々ありますが、簡単にまとめると下記のような内容があると思います。

 

・キャリアカウンセリング

・求人企業の紹介

・求人企業の状況説明

・給与交渉

 

これらは当然のように受けられるサービスですが、知っておかなければ損をすることもあるので、詳しく説明したいと思います。

 

<転職エージェントのキャリアカウンセリング>

転職エージェントが行うキャリアカウンセリングは、友達に相談するのと異なり、具体的な案件と、転職事例を元に相談に乗ってくれます。転職の目的がはっきり決まっていれば、それに応じた提案をしてくれると思います。また、隣の業界からのオファーも紹介してくれるので、今まで考えてきたキャリアとは全く異なる転職が可能になる事もあります。

たとえば、私の場合の最初の転職はこのような状況で、かなり漠然とした希望を元に転職の決意をしたのでした。

・年収380万円を500万円以上にしたい。

ところが、その当時私の市場価値が全く分からない中、転職先でいきなり給与が上がる見込みもなく、どのような会社を受けたら良いのか?が全く分かりませんでした。また、その当時の給与で相手をしてくれる転職エージェントは少ししかなく、様々なエージェントにお声がけしました。そんななか、とある中小の転職エージェントが案件をいろいろと紹介してくれました。紹介してくれた案件はすべて自分がいた業界と異なり、隣の業界の案件でした。当時の私はSEとして大手の会社に所属していましたが、同じ業界のSEを求めている会社ばかりを見ていました。当然ながら、業界は大体給与が同じなので、面接してオファーをもらっても給与はあまり上がりませんでした。そこで、平均給与が良い隣の業界を紹介してくれたのです。当然、業界が異なれば給与が異なるので、私が希望した年収は軽々とクリアできました。つまり、同じ業界で給与水準を変えていくより、成長している業界で給与水準を上げたほうが楽なのです。

私の希望は年収だけでしたので、希望は早くかなえられましたが、この記事を読んでいる方は、どのような希望をしていますか?できれば、若手の方はあまり希望の条件が厳しくない方が将来が開けると考えています。

 

<転職エージェントからの求人企業の紹介>

 転職エージェントからの求人企業の紹介は、なんと言っても非公開求人に魅力があります。また、その非公開求人は当然ながら応募が殺到する可能性があるので、転職エージェントのお眼鏡にかなった人材をフィルターすることで、ある程度1次面接のフィルターをかけているのです。つまり、非公開求人で、そのエージェントだけに依頼している職種などがあれば、これは大変なチャンスなのです。

よくあるオファーとしては、エグゼクティブ案件やプロフェッショナル案件が多いです。というのも、普通の転職サイトで本部長募集や、部長募集、役員募集などを求人掲載すると、給与水準が高くて殺到するからという理由と、競合からどのあたりの役職の人材が薄いのか?がバレバレになるのを恐れて役職者の求人をオープンにしないというような事が考えらえます。実際に非公開求人に出会った私が話をしますが、大手企業の中で新規の部署を最初から立ち上げたいので、立ち上げメンバーを募集している非公開案件がありました。こちらは、オープンにすると新規事業の内容がバレバレになるのと、ある程度の実力者しか必要がない求人になっているので、非公開にしていました。こういった案件に出会えるチャンスはよくあるので、まずは転職エージェントに登録してヒアリングを受けましょう。

 

<求人企業の状況説明>

求人企業を担当している転職エージェントから企業の内情などを聞くことができます。それはなぜかといえば、何度もその転職エージェントの担当者が企業側に足を運んで、どのような人材をなぜ求めているか?のヒアリングを行っているからです。それに、そのヒアリングに基づいて転職候補者を企業になんども紹介しているため、企業側からのフィードバックも受けられているのです。

この事を知らずに企業の面接を受けることと、事前に転職エージェントからの情報を受けて面接することでは、結果が少し異なってくると思っています。なんでも良いので面接する会社が困っている事や内情を知ることで、面接対策が可能になると考えています。たとえば、事前に会社概要を見て、所属する先の部署を転職エージェントからヒアリングを受けるだけで、事業の中身を先に理解することができます。

という事で、面接する前に転職エージェントから企業の様々な情報を得ることをおすすめします。

 

<転職エージェント経由の給与交渉>

 転職エージェントは基本的にはすべて成果報酬型です。どのような報酬体系かと言えば、転職者の給与の3割程度を求人企業からいただくのです。ただし、大体は半年ほど在籍していなければ転職エージェントには支払われない条件はついています。この事から理解して頂きたいのは、転職者の給与が上がれば上がるだけ転職エージェントの取り分が上がることになるのです。つまり、転職エージェントと転職者の給与に関する方向性は完全に一致しているのです。

特に転職者が複数の企業のオファーを受けている場合、他の企業からのオファーを給与水準を天秤にかけることで、さらに給与を上げることが可能となります。その時に転職エージェントは企業側の給与水準や、他の転職者のオファー内容を知っているので、企業側が出せるオファーの水準の交渉まで行ってくれるのです。転職エージェント経由での転職の際には、ぜひ給与交渉を相談してみてください。

 

<まとめ>

転職カウンセリングから給与交渉まで転職エージェントはプロの視点であなたをサポートしてくれると思います。ぜひ、キャリアに迷った際には転職エージェントにご相談ください。

 

 

 

 

 

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