面接の時に気を付けること、気にしないこと

<面接の時に気を付けること、気にしないこと>

いざ面接を受けようとすると、いろいろと気になることがあると思います。そんな時に面接官は気にしているのか、気にしていないのか。などの気持ちに捕らわれることがあると思います。そんな時には、こちらの記事を読んでみてください。

 

<書いた人の紹介>

転職職人と申します。2000年に新卒で大手SIerに入社。就職氷河期に入社したので、入れそうな会社にとりあえず入社。2~3年したら転職して給料が良いところに転職しようとして大手コンサルティングファームに転職エージェント経由で転職。その後、5社転職して現在もIT企業に在籍、マネージャー、部長、役員など幅広く経験しています。また、在籍している企業では毎年数十人の面接官もやっていますので、面接時に面接官が何を考えているか?をお伝えします。

 

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<面接の時に気を付けなければならない事>

面接の時に必ず気を付けなければならない事をまずはお伝えします。これらの事は当たり前の事なので、スルーしていただいても大丈夫ですが、中には気になっている人がいると思いますので解説します。

 

・面談の時間変更(リスケジュール)は2回まで

・遅刻の許容時間は大体10分まで(ただし事前に連絡は必須)

・とりあえず敬語は絶対

 

<面接の時に気にしないこと>

 面接の時に、思わずやってしまった。という事があると思いますが、その中で面接官がどうでもよいと考えている事をお伝えします。これらは、その人の能力とはあまり関係がなく、面接の採点とはあまり関係ないので、気にしないでください。また、実際には面接官が作り出す空気に問題がある場合があるので、面接官もフォローすべきところです。 

・挨拶を忘れてしまった

・緊張してカチカチになってしまった。

・ネクタイが曲がっている

・ズボンのチャックが開いている(あまり無いが)

・風邪を引いてマスクをしている

・方言で話をしてしまった

 

そもそも、面接官はなるべく、様々な角度で面接者を分析しようとしています。その中で最も重要な要素は人間性ですが、その人間性を引き出すための質問や、過去の体験を評価としています。少しのミスや、何かが少し変だったという事で面接に対して評価をすることは基本的にはありません。

 

<面接時に引っかかってしまった事>

 面接官によっては、面接の中身で気になって仕方がないという内容を話されたことがあります。その内容とは、下記のような内容でしたが、面接官はそこを譲れないといっていて、結果的には面接を落としたことがあります。もちろん、その面接には別の理由があって落とした理由はありましたが、この内容には同意できるところもあります。

・最後まで全く目を合わせずに会話をしていた

・常に自信がなさそうな態度を取っていた

・話が胡散臭いが、盛ってるかどうかが最後まで分からなかった

・数字的な事を一切言わずに、実力があることを主張してきた

この中身を整理すると、やはりその人自体が面接以前に信じられなかったという内容になるかと思います。

<面談の時間変更(リスケジュール)は2回まで>

面談に都合が合わなかったり、仕事が遅くなってしまう時があると思います。そんな時に面接先の会社に対してリスケをお願いすることがあると思います。採用側の会社では、1回目のリスケに対してこのような事を考えています。

・どうしても外せない仕事ができたから仕方ないか。

・リスケになったなら、溜まっている仕事しよう。

・うーん、やる気あるのかなー。

・とりあえず、一時面接だし、今回はゆるそう

 

次に、2回目のリスケが行われた時の会社内でのリアクションはこのような感じです。

・うーん、これはもうだめかもわからんね。

・次に面接してよっぽど良い人材だったら採用するけど。

・リスケを多くする人なのかな?一緒に仕事するとめんどくさそう。

 

すでに、1回目でもマイナスなイメージは少しついていますが、2回目ではほぼダメなイメージがついており、私が記憶する面接の結果では、ぼほ100%の人材が面接で落ちています。つまり、2回目のリスケは見込みがないと考えてください。ただし、鉄道、交通の自己、天変地異などの災害の場合、近縁者の不幸などがあった場合には、ノーカウントですので、気にしないでください。私から言えることは、できるだけリスケをせずに何があっても面接に臨んでもらいたいと思います。

 

<遅刻の許容時間は大体10分まで(ただし事前に連絡は必須)>

 面接する予定が、少し遅れることがあります。その時に企業側の担当者がどのように考えて評価を下しているのかを説明したいと思います。まずは、時間で区切って説明したいと思います。

 

・0分から1分までの間の遅刻の場合

こちらは遅刻のうちに入りませんので気にしないでください。

 

・1~3分の遅刻の場合

多少遅刻する事はあるよね。という寛容の心で面接官は考えているので大体は問題ありません。

 

・3~5分の遅刻の場合

どうして面接に来ないのか?こちらの連絡ミスか?もう少し待ってみよう。と思うが、何分後に連絡があるのか、面接に来るのか?をチェックし始めます。その結果、5分以内ならギリギリ未評価です。

 

・5~10分の遅刻の場合

5分以上で面接官は時計を監視したり、受付の連絡を待つようになります。もしも面接者からのリスケの連絡が入った事を見逃していたり、受付からの連絡がスムーズに行っていない場合を想定して調査を始めます。面接者から連絡が全くない場合には、このあたりから評価が下がり続けています。

 

・10分の遅刻の場合

 すでに、遅刻決定のため、連絡待ちか、エージェント経由で連絡を取る姿勢を取り始めます。この時には人事にも連絡を行って、次の対策を立て始めます。直接連絡が取れる場合には連絡を取り始めます。その結果、リスケが発覚すると微妙な評価になってきます。というのも、連絡もなくリスケになるので、このパターンが最も問題があるパターンになります。ちなみに、面接5分前に10分遅れるという趣旨の連絡を伝えていれば10分遅れても問題はありません。 

 

<とりあえず敬語で話したほうが良い>

 面接の時に、敬語を全く使わないという人もいらっしゃいます。もちろん、仕事上は全く接客しないし、エンジニアだから関係ない。という方もいますが、敬語をしっかり使っている人と、全く使っていない人のどちらを面接官は採用すると思いますか?また、初めて会った目上の人に対して敬語を使わない人をどう思いますか?ということで敬語はなるべく使いましょう。ただし、ここで誤解してほしくないのが、過度な敬語は会話を円滑にしないので、ほどほどに敬語を使うのが良いと思います。また、あまり得意でない人は、できれば丁寧語として丁寧な言葉遣いを意識すると良いと思います。

 

<今回のまとめ>

面接で遅刻やリスケをやってしまった経験はだれにでも少しはあると思います。その時にこの記事を見て面接官の裏側の気持ちにも気が付くと面接もスムーズに行くと思います。繰り返しになりますが、面接のリスケは当然ながらリスクになるので、できるだけ行わないようにしましょう。

 

 

 

 

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