【IT業界転職】IT業界におすすめの転職方法

【IT業界転職】IT業界におすすめの転職方法

私はIT業界に20年も在籍しており、その間に転職した回数は5回です。その5回の転職によって給与が4倍になっています。年齢ごとに転職の手法や、転職の考え方が変わってきていると感じていますので、そのノウハウをお伝えしたいと思います。

 

<書いた人の紹介>

転職職人と申します。2000年に新卒で大手SIerに入社。2~3年したら転職して給料が良いところに転職しようとして大手コンサルティングファームに転職エージェント経由で転職。その後、5社転職して現在もIT企業に在籍、マネージャー、部長、役員など幅広く経験しています。また、在籍している企業では毎年数十人の面接官もやっていますので、面接時に面接官が何を考えているか?をお伝えします。

 

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<IT業界の状況整理と賃金の変化>

私がIT業界に入社したのは2000年でした。そのころは、IT業界がどんな業界なのかも知らずにコンピューターが使えるという理由でIT業界に入りました。IT業界は今でもそうなのですが、ITの知識に詳しかったり、もしくはプログラムが好きであったり、個人の知識やバックグラウンドに支えられている業界だと思っています。昔からそのような状況だったので、今でも同じようにプログラムに興味があったり、ネットが好きだったりする人材が集まっています。そのため、IT業界では人材のもつバックグラウンドが給料に跳ね返ってくる事が非常に多いです。たとえば、趣味のプログラムの延長線上でエクセルのマクロを書いていたり、自分のサイトを運営していて、JavascriptとHTMLが書けるようになっていたりする人も非常に多いのではないでしょうか。そういった個人の技能を会社では賃金計算して評価されるという事ですが、データから賃金を見てみましょう。

まずは、IT業界における職種別の年収平均を経済産業省がまとめた2017年の資料から抜粋して解説したいと思います。一口でIT業界といっても職種によって様々な給与体系があります。例えば、下記の資料からコンサルタントがいかに給与が高いか?をご理解いただけると思います。これを見るだけで、IT業界でも職種が重要だという事が分かると思いますので、転職の際には同じ職種ではなく、近い職種にジョブチェンジ又はクラスチェンジするのが給与を上げる秘訣になるという事が出来ると納得できると思います。

 

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参照元:https://www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf

 

ちなみに、私はプロフィールどおり、SEからコンサルタントへのジョブチェンジを行ったため、給与は380万円から550万円に上昇しました。この賃金の上昇を元の会社で成し遂げるには、少なくとも後7年は在籍していなければならなかったでしょう。

 

<IT技能スペシャリストとプログラマ>

他にもデータからわかることをいくつか解説したいと思いますが、プログラマとIT技能スペシャリストの間に非常に多くの差が生まれている事はご理解いただいた方が良いかと思います。IT技能スペシャリストは、Oracleやシスコなどの専門の知識と資格を有している人材を指します。つまり、必ずしもプログラムができるとは限らないのです。ここで驚くことがあるのですが、プログラマはデータベースやOS、ネットワークに関する幅広い知識がなければ開発はできないのですが、Oracleやシスコのように特定のサービスのマニアックな知識や資格を持った方が給与待遇が良いのです。私もOracleの資格の勉強を行いましたが、どちらかといえば、設定や専門用語の知識を問われる内容がほとんどでした。つまり、このデータからわかることは、プログラマでもITスペシャリストになれば、急激に給与を上げる事ができるという事です。  ちなみに、なぜ給与の待遇が違うのか?と言えば、単純ですが、ニーズはそこそこあるのに、Oracleのスペシャリストの人数が少なくて希少価値があるからです。

 

<スペシャリストからゼネラリストか?>

スペシャリストとしては、特定の言語に詳しいプログラマが挙げられますが、先ほどのデータからは思ったほどの平均給与の評価がされていない事が分かります。ところが、プロジェクトマネージャーになると、コンサルタントと同じくらいの評価をされている事が良く分かります。また、高度SE・ITエンジニアという職種も別に存在していますが、実際には開発ではなくて設計を中心に行うような職種として分かれています。高度SE・ITエンジニアの人材は、プログラムの実装もわかる人も多いのですが、わからなくても要件定義だけで仕事をしている人も大勢存在しています。驚くことに、大手SIerやITコンサル会社には、この職種の人材がゴロゴロ在籍しており、プログラムの専門家でもないのに、プログラムする設計を行っているのです。これを聞いたら、プログラマと高度SE・ITエンジニアのどちらが得か?は理解できるかと思います。つまり、世の中で評価されているのは、スペシャリストではなくゼネラリストの方が給与的には評価されているという結論です。ちなみに、個人的には、スペシャリストとしてのプログラマももっと評価されても良いと考えています。

 

<IT業界におすすめの転職エージェントと転職サイト>

ここで、IT業界に強いと感じた転職エージェントと転職サイトをご紹介したいと思います。実際に紹介された案件の量や質がよかったり、獲得できた人材が多かったサイトを評価しています。私が転職の時に利用して、IT業界よりだったと思う会社は以下の通りです。特に、20代、30代の人材にとっては非常に役に立つと思います。

 

・JACリクルートメント

・リクルートエージェント

・Type

・doda

・Green

 

<JACリクルートメントのIT業界向け求人>

IT業界向けの求人をかなり多く扱っています。特に大手のIT業界の企業の採用に関しては非常に多く手掛けています。私が転職しようと思った時に紹介して頂いた案件は、当時の大手企業ばかりでした。たとえば、DeNAやGREEなどのメガベンチャーや、アクセンチュア、IBMなどのコンサルティングなどの大手の企業の非公開案件が多く、とても助かりました。

www.jac-recruitment.jp

コンサルタントの紹介、転職事例、IT業界のトレンドについての情報など、通常の転職エージェントでは提供していない情報までサイトに掲載しています。もちろん、専門のエージェントにお会いすれば、サイトに掲載されていない求人も紹介して頂けるので、まずはお話を聞く事をおすすめします。ちなみに、先ほど説明をしたコンサルタントやプロジェクトマネージャーへのジョブチェンジもおすすめですよ。

 

<リクルートエージェントのIT業界業界むけ求人>

リクルートエージェントは、業界大手なので、当然案件数も非常に多いです。私が転職するときに何度もお世話になっていますが、非公開求人も含めてかなりの数があります。前回の転職の時には、LINEの調子が非常によかった時期なので、LINEに関する求人をかなりおすすめされました。リクルートエージェントは、大手から中堅までのIT企業の案件は非常に多く、元リクルートの人材同士がつながって案件をもってくるので、非公開の案件に驚かされます。

www.r-agent.com

定期的に、IT業界の人材を対象とした転職の説明会を開催しているので、まずは説明会から参加してみてはいかがでしょうか。

 

<TypeのIT業界向け求人>

TypeはもとよりIT業界に特化した求人サイトなので、IT業界の求人は非常に多いです。求人数の半分以上がIT業界向けの求人なので、IT業界にいるのであれば、まずは登録してみることをおすすめします。ちなみに、対象の役職は一般社員が多いので、2回目くらいまでの転職者を対象にしていると思います。特に求人が若いので、第二新卒のかたはこちらのサイトへの登録はおすすめします。

type.jp

 

<doda>

dodaは総合転職サイトですが、IT業界のエンジニア向けに専用のサービスを行っています。それが、dodaITエンジニア専用サイトです。通常のdodaはIT業界以外の求人もかなり多く掲載されており、掲載数は日本でNo1だと思いますが、その反面IT業界の求人の絞り込みが面倒な点がありました。ところが、このITエンジニア専用サイトはITエンジニアに特化しているので、IT業界の方にはおすすめできます。

doda.jp

IT業界に特化していますが、おどろくほど多くの求人が掲載されているので、まずは登録してみてください。また、IT業界だけでなく、他の業界からのエンジニアやデザイナとしてのオファーも掲載されているので、IT業界には飽きたけど、ジョブチェンジはしたくないので、業界チェンジをしたい人材には良い選択しだと私は思います。

 

<Green>

今までは大手の企業に対する求人が多かったと思いますが、IT企業はベンチャー企業も多く、魅力的な企業を探すのも大変です。その点、GreenはITベンチャーの求人数がかなり多く、面白そうな会社が掲載されているので、他の求人サイトとは異なった視点で登録してみることをおすすめします。また、登録後には企業から面談オファーが非常に多く舞い込むので驚くと思います。

www.green-japan.com

 

<まとめ>

いくつかIT業界向けの求人サイトをご紹介しましたが、いずれも特徴があるサイトですので、どれか一つに絞らずに、いろいろと登録してみることをおすすめします。ちなみに私のおすすめはジョブチェンジによる給料UP作戦ですので、そのあたりも転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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