転職を5回もしたので、転職エージェントについて話してみる

<転職を5回もしたので、転職エージェントについて話してみる>

現在42歳で、今まで転職を5回もしてきました。その転職の経験と体験をもとに、これまで利用した転職エージェントについて詳しく説明します。これから転職をしようとしている人は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

 

<書いた人の紹介>

転職職人と申します。2000年に新卒で大手SIerに入社。就職氷河期に入社したので、入れそうな会社にとりあえず入社。2~3年したら転職して給料が良いところに転職しようとして大手コンサルティングファームに転職エージェント経由で転職。ところが、入社した会社がいろいろ問題がありすぎて、1年半で転職。

IT企業をその後4社転職して現在もIT企業に在籍していて、マネージャー、部長、役員など幅広く経験しています。また、在籍している企業では毎年数十人の面接官もやっていますので、面接時に面接官が何を考えているか?もそのうち書きます。

いままでの転職の中で出会った転職エージェントは十数社で、様々なサイトに登録してみた体験をすべて公開していきます。

 

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転職してどう思ったか?

転職して思ったことは、転職したもの勝ち。転職すればするほど給料が上がっていきました。将来のことを考えると、そのままその会社に居続けることが本当に良いのか?と常に考えて転職しました。

将来のこととは、その会社にあと10年在籍したら、どんなことをどのポジションでやっていけるか?ということです。業界的には、IT業界は毎年順調に成長していますが、IT業界の中でも様々なジャンルと企業があるので、そのジャンルと企業の中での自分のポジションを得られないと感じたら、転職するのがおすすめです。

その中で、私が登録したサイトや、お会いしたエージェントの会社を随時追加していきたいと思います。

 

転職エージェントとは?

転職エージェントとは、自分で応募する直接応募やWEBに掲載されている案件を自分で選ぶのではなく、転職エージェントに自分のやりたいこと、得意なことや将来性を相談して、キャリアコンサルティングを受けながら就職先の企業を一緒に選んでいく代理人です。もちろん、代理人なのでこちらが気が付かない別のキャリア、異業種などの推薦もあります。私の過去の転職はすべて転職エージェント経由の転職で入社しています。

 

お会いした転職エージェント

・リクルートエージェント

・リクルートエグゼクティブエージェント

・dodaエージェントサービス

・CARRER COVER

・エンワールトジャパン

・コトラ

・JACリクルートメント

・個人エージェント 

 

 リクルートエージェント

リクルートと言えば、人材・転職業界では知らない人はいないでしょう。そのリクルートが転職エージェント専門会社として設立しているのがリクルートエージェントです。

沿革を簡単に説明すると、1977年に設立された日本リクルートセンター(現在のリクルート)の人材斡旋準備室が元になっており、2006年に株式会社リクルートエージェントに社名が変更になっています。現在は株式会社リクルートHRカンパニーの配下の株式会社リクルートキャリアに社名変更しています。

私は東京駅にあるオフィスに訪問しましたが、東京駅の隣にあるビルは、駅からすぐなので、迷わず訪問できます。

 

 

www.r-agent.com

<実績> 

 会社紹介によると実績No1のようです。確かに、エージェントとお会いしてから紹介される案件の数は一番多かったです。また、案件がありすぎるので、エージェントが専用の検索サイトからピックアップした案件を紹介してくれます。20万社の非公開案件がその専用サイトには登録されているようです。私がいるIT業界では随時5千件ほどの案件があると聞いています。

 

<エージェントとの会話>

 とりあえず、リクルートエージェントのオフィスに訪問して質問に答えることで、自分に合った企業を紹介してもらえます。また、その時に専用アプリをダウンロードして、自分専用のダッシュボードを作って、エージェントとやり取りします。もちろん、電話での会話も普通に行えます。

 

<お会いした感想>

 組織が大きいので、様々な非公開の案件がありますが、役職では部長クラスまでの案件が多いと思います。ちなみに、2つ前の転職はこちらのエージェントを利用しました。とにかく、案件が多いので、転職を決めたら一度はお会いしてみることをお勧めします。

 

<総合評価>

 業界No1のエージェントをうたっているとおり、案件数は多くエージェントも信頼できると感じました。また、多くの案件に触れているアドバイザーが多く、無理やり勧めるようなことは絶対にしません。ちなみに、大手だけあって、LINE社に数百人も紹介して入社してもらったと聞きました。そのあたりはさすがですね。 対象としている年齢層は20~40才をターゲットとしており、広い業界をカバーしています。

 

リクルートエグゼクティブエージェント

 リクルートのエグゼクティブ専用のエージェントです。沿革は2001年に設立されていて、現在の親会社は株式会社リクルートキャリア70%、株式会社リクルート30%の持ち株比率です。本社は銀座8丁目のリクルートGINZA8ビルで、新橋駅から歩いてすぐのところにあります。

www.recruit-ex.co.jp

 

<実績>

 目に見える実績はわかりませんが、私が所属していた会社では、エグゼクティブの採用で困ったらとりあえずこの会社にお願いしていました。この会社の純利益が6億7160万円’(2020年3月期)も出ていることから、かなり多くの人材を紹介している事はわかります。紹介してもらった案件では年収2000万円以上の案件もありました。

 

<エージェントとの会話> 

 専門のエージェントが担当としてアサインされます。どうやら、企業側とクライアント側の両方を担当しているようで、企業側の情報にも詳しいです。基本はメールで日時と場所を指定して、お勤めの会社の近くのカフェ、ホテルのラウンジなどでお会いすることになります。 エグゼクティブ専用の担当なので、身のこなし、話の内容ともに濃い内容が多いです。人生や生い立ちなどの話、成功体験などの面接のような話が多く、エグゼクティブに紹介しても良いかどうかの見極めをしています。案件の紹介がある場合には、最初の担当以外の別のエージェントからも連絡が入ります。

 

<お会いした感想>

 案件が部長以上なので、20代にはお世話になることは少ないかと思いました。その代わり、30代、40代のキャリアに自信があるかたはエージェントとの会話がはずみ、様々なエグゼクティブの案件を紹介されると思います。エージェントのお眼鏡にかなうかどうかの1次面接を最初の面談で判断される模様です。というのも、エージェント自体が社長や役員から直接希望している人材のスペックをヒアリングして決めているからです。

 

<総合評価>

  いわゆるエグゼクティブエージェントなので、部長以上の案件が基本となります。年収も1000万円以上の案件ばかりなので、自分の役職が部長以上である場合には、迷わず連絡してみたほうが良いと思います。特にエージェントの担当している会社に対する情報量などがダントツに高く、面接前に様々な情報を得ることができるでしょう。また、役員と直接会話しているので、当然ながら給与面での味方としても相談できると思います。これらの他には無い情報が、エグゼクティブ専門の転職エージェントとしての評価を高めています。

 

dodaエージェントサービス

 人材大手のパーソルキャリアが提供する転職エージェントです。沿革は、もともと学生援護会からインテリジェンスになり、その後パーソルホールディングス(テンプグループ)が2013年に買収し、子会社化されたインテリジェンスの名前を2018年に名称変更しています。dodaの名前は学生援護会が1989年に創刊していた転職情報誌の名前から来たものです。

 

doda.jp

 

<実績>

 10万件の案件がdodaエージェントには登録されており、リクルートと肩を並べる案件数だと思います。当然、パーソルグループが付き合いのある案件を紹介しているので、案件数も多いですが、案件自体は普通の案件から、エグゼクティブまでの広い範囲をカバーしていると思います。私自身も高額オファーの案件を紹介してもらいました。

 

<エージェントとの会話> 

 私がお会いした担当は、エージェントというよりは担当者という感じのラフな担当者でした。そのため、会話は堅苦しくなく、聞きたいことや理想などをずばずば言えました。最寄りの駅の近くのカフェなどでお会いして案件についての紹介を受けました。必ずしもキャリアカウンセリングの場所に行かなくても、先方から来てくれるので助かりました。エグゼクティブの案件は多くはありませんが、マネージャー、部長クラスの案件はかなりあるように聞きました。

 

<お会いした感想>

  こちらの都合に合わせてくれるスタイルには好感を持ちました。また、案件自体はかなり多いので、絞り込みのためにPCを常に開いてメモを追記して検索しており、好みに応じた案件の紹介をしてくれました。ほかのエージェントの担当者とは雰囲気が異なり、最近の若者という感じの草食系なイメージを持ちました。

 

<総合評価>

 案件数が多いことと、担当者がエージェントらしくなく、同じ目線で案件を探してくれるようなイメージです。エージェントとしては、今まで会ったエージェントの中で最もフラットかつ、中立的なエージェントでした。もちろん、様々な担当が所属しているので、全体的な人物像としては一部の話になりますが、20代、30代の転職には合うと思います。

 

エンワールドジャパン

 エンワールド・ジャパン株式会社が運営する転職エージェントです。エン・ジャパン株式会社の子会社で、2010年に買収されて、2012年に名称変更した会社になります。エン・ジャパンの転職サービスに申し込むついでにこちらにサービスにも申込んだ記憶があります。名前にワールドとついているだけに、外資系企業、グローバル企業の案件を中心に取り扱っています。もちろん、国内の案件もプロフェッショナル人材を中心に取り扱っています。

www.enworld.com

 

<実績>

 インターブランド社の「Best Global Brands 2017」トップ100社のうち、93社において採用支援の実績があるそうですが、面談した感じでは、外資系の紹介案件が多かったです。たとえば、AmazonやMicrosoftなどのIT企業の案件はいつでもここに相談すればあると思います。ちなみに、サイトで公開されている案件数は1000社ですが、製造業、ライフサイエンス、IT系などの案件が大多数でした。エグゼクティブも多数あるのですが、どちらかといえば、プロフェッショナル向けの案件が多かったと思います。

 

<エージェントとの会話> 

 外資系の案件が多い分、担当者から英語の能力についてのヒアリングがありました。私は英語は得意ではなかったので、なんとも言えませんが、英語が得意な人はエージェントとも会話が弾むと思います。ただし、外資系の案件だけではなく、日本国内の案件も多く持っているので、紹介されなかったという事はありませんでした。メールで案件の紹介を受けることが多かったですが、国内大手企業の案件をお勧めされました。

 

<お会いした感想>

メール、電話での案件紹介が中心になっていました。専門分野に特化した案件を紹介されたのですが、こちらが希望した案件と合致しませんでした。しかし、外資系の案件なら非常に多く持っていると感じました。私がもっと英語をしゃべれるように勉強をしておけばよかったと後悔しています。

 

<総合評価>

 グローバル企業に対する支援が中心なので、大企業が好きで、英語がペラペラな人にはかなりおすすめ。特に日本企業だと英語ができるだけでは給料は上がらないので、外資系への転職で給料が1.5倍になる夢をお持ちの方には、ぜひ登録してみてほしいです。

 

 

コトラ

 2002年に設立された転職エージェントで、赤坂に本社があります。金融、IT,、コンサル、経営層を中心とした人材紹介を行っています。売上高は2019年12月期で9億26百万円の売上高で、利益は2億54百万円の企業規模です。会社は前述の会社よりは小さいですが、金融、IT、コンサルに特化した案件を紹介してくれます。

 

www.kotora.co.jp

 

 

<実績>

 客観的な実績としてはこのような評価がされています。

 「キャリア転職実績評価の最高峰基準である日経ヒューマンリソースエージェントアワード2019における総合MVPを含む4部門でMVPを受賞しました。 日経グループでその年に高評価の転職エージェントをトップエージェントとして表彰する賞として2015年に開催されて以来、 5年連続受賞の快挙」

 

https://www.kotora.co.jp/pub20200326/

https://career.nikkei.co.jp/contents/agent-awards/

 私が調べた限り、日経ヒューマンリソースエージェントアワードで5年連続の高評価を受けているエージェントはこちらが最多だと思います。後でエージェントの話になりますが、エージェントの業界把握や案件のピンポイントな提示には驚きました。

 

<エージェントとの会話> 

  業界によって担当エージェントが分かれており、私の時には金融担当、IT担当の両方が出席してきました。その業界にいた人材がその業界の担当をしているらしく、専門性に関してはかなり高いコンサルティングを受けられました。また、どこのエージェントにもなかった特殊な案件をご紹介いただいて驚きました。エージェントがもともとその業界にいた方なので、話がはやく、要点をついた質問が多かったです。

 

<お会いした感想>

 赤坂のオフィスにて2名とお会いしましたが、二人ともその業界に関してのプロフェッショナルでした。また、日経の表彰を受けるくらいにしっかりとしたコンサルティングを提供しているのは間違いありません。

前述にありましたが、特殊な案件でほかのどこにも存在しない案件を持っている事から、普通ではない営業力と、コネクションを持っているのだと思いました。

 

<総合評価>

 IT、金融、コンサルに特化した人材なら、コトラさんは非常に頼りになると断言できます。その反面、それ以外の業種の方はお会いする必要は無いかと思います。

 

 

JACリクルートメント

 東証一部に上場している株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントが運営しています。人材エージェント中心の事業で上場している事自体が珍しいですが、2019年12月期で売上高241億円、営業利益60億円を稼ぎ出しています。設立は1988年で、2006年にジャスダックに上場し、2015年に東証一部へ市場変更しています。アジアでは、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、上海、香港、韓国、ベトナム、インドなどの国々にも支店があり、ヨーロッパではイギリス、ドイツにも支店があります。

 

www.jac-recruitment.jp

 

<実績>

 支援実績は1988年からの累計で43万人とサイトにありますし、10年連続で売上が伸び続けているので、年間1万人以上の転職者がお世話になっていると思います。人材成約率が10%とIRにあるので、登録した10人に1名は転職していると思われます。また、在籍しているコンサルタント数は802人(2019年)も存在しているので、国内屈指の転職エージェントだと思います。

 

<エージェントとの会話> 

 JACリクルートメントが持つ豊富な案件の中から私の希望に合う紹介してくれました。あまり自己紹介とか、キャリアとかの話をせずに、希望する業種、職種の話を中心に行い、案件の絞り込みを中心に話をしました。会社が大きいだけあって、エージェントに確立されたフローがあると感じました。

 

<お会いした感想>

 私がお会いしたエージェントは特徴がなく、まったく顔と名前を憶えていませんが、メールと電話はかなりの数が来たと思います。紹介された質ですが、大手企業の紹介が多かったように記憶しています。当時だと、DeNA、Line、Greeなどの有名どころを紹介された記憶があります。おそらく、会社が管理している案件自体が多く、紹介できる案件が沢山あるので、紹介の数が多かったのだと感じました。

<総合評価>

 国内屈指の転職エージェントだけあって、案件数はかなりの数をもっていると思いました。一般的に名前が知られている日本企業の案件はほとんど網羅されていると思います。また、年収レンジも500万円~3000万円までの幅広い求人案件を紹介可能とありますが、確かにそうでした。20代から50代まで幅広い年齢に対しての求人案件があると思いますので、まずは登録してみてはどうでしょうか。

 

CAREER COVER

 株式会社リクルートキャリアが提供する転職エージェントサービスです。リクルートエージェントは部長以下の転職案件が多いですが、ハイクラス、エグゼクティブの転職に特化したサービスとして位置付けています。転職サービスとの違いは、ヘッドハンティングの部分で、経営幹部からの直接のオファーを受けてエージェントが求職者をマッチングするところです。

careercarver.jp

 

<実績>

 公開されている実績はありませんが、リクルートエージェントのハイクラス求人がここに集まっているイメージだと思います。とはいえ、経営層に直接アプローチしているエージェントが在籍しているので、いわゆるデータベース型の検索だけでなく、企業に合うかどうかの判定をしてくれるエージェントだと考えてもらった方が良いと思います。エージェントの数は2019年7月時点で1834名も在籍しているので、ありとあらゆる企業と提携されていると思います。

 

<エージェントとの会話> 

 実際に合えばわかりますが、案件自体はかなり多いことと、担当から紹介された企業別のエージェントから直接連絡が入るようになります。企業ごとに担当エージェントがいて、企業がどのような悩みを抱えているか、課題がどのようなものか、など面談前にも情報を与えてくれます。その事前の情報と面談時の内容がリンクしているのがすごいところだと思いました。ちなみに、5社目はこちらのエージェントからの紹介で入社しました。ほかのヘッドハンターとは異なり、1次面接という感じは受けませんでした。

 

<お会いした感想>

 バリバリのリクルートのエージェントという感じの人から、おっとりした担当まで幅広い人 材が担当として存在している。個人的にはバリバリのエージェントの話が面白かったので、その人に乗せられた感じで転職先を決めてしまった。確かに、課題も悩みも事前に得た情報どおりでびっくりしたが、面談がスムーズにいくようにフォローしてもらったことが良いとは限らず、結果的に入社して1年半でその会社は転職してしまいました。

 

<総合評価>

 案件も人材も両方のレベルは非常に高く、経営層まで食い込んでいる事は間違いないです。また、元リクルートの転職組の人材がその企業の人事をやっているとかいう裏側の仕組みを利用して企業の情報もかなり持っています。そういう点では非常に心強いエージェントだと断言します。ハイエンド、エグゼクティブの皆様は一度エージェントと話しをする機会を持っても良いと思います。

 

 個人エージェント

 個人で転職エージェントの企業を立ち上げられている個人事業主です。こちらには2つの区別があって、大手の転職エージェントにフリーで登録して、ヘッドハンティングを行っている個人と、個人で特定の企業の人事や役員と繋がってヘッドハンティングをしている個人があります。大手に所属している個人エージェントは、大手のデータベースを元にお手紙やメール、LinkedIn、facebookからアプローチをしてきます。組織力とは関係なく個人ベースの機動力のある実力のあるエージェントも多いです。また、個人で独立しているエージェントは、もともと所属していた会社や、特定の企業の専務、社長などにべったりと懇意にしているエージェントが多く、ビズリーチに登録して と連絡してきます。個人で営業とアポイントなどを行っているため、大変多忙なスケジュールで動いています。その代わり、ちょっと変わった企業からのオファーが来ることがあります。クライアントからのご指名の案件で社長にならないか?とか、そういうのも来たりしますが、ピンポイントすぎてびっくりします。

 

 20代におすすめのエージェント

 20代におすすめのエージェントは、まずは大手で案件数が多いエージェントをお勧めします。というのも、自分の可能性に自分自 が気が付いておらず、自分の市場価格としての適性給与のマッチングができていない転職者が多いことから、様々な方向からアプローチした方が良いと考えるからです。たとえば、私が最初の転職からの年収UPは130万円でした。これは自分の適性年収が良くわかっていなかったことと、業界における年収のギャップがあったから年収が上がったという事です。ちなみに、大手Sierの3年目の年収が420万円で、大手コンサルティング会社の年収が550万円でした。業界の平均年収の差が大きく、大手SIerは年収が上がりにくい傾向がありました。

 

 30代におすすめのエージェント

 30代におすすめのエージェントは、大手よりもピンポイントでやりたい事をフォローしてくれるような中小のエージェントが良いと思います。というのも、年収UPの基本は経営層に近い場所にいることです。30代で経営層に近い場所に位置することができるのは、エ ジェントと転職する先の距離にも依存します。という事で、エージェントと転職先の社長との距離と自分の年収に関係性があるという事は間違いありません。4度目の転職では、年収が1200万円から1350万円にアップしました。これは社長直属になったため、社長が給与を直接決定したからです。

 

 40代におすすめのエージェント

 40代におすすめのエージェントは、ハイクラスまたはエグゼクティブに強いエージェントが良いと思います。30代と40代の転職でもっとも異なるのは肩書です。基本的にはなんらかのプロフェッショナルか、エグゼクティブとしてのキャリアが無ければ給与UPは難しいと思います。ただし、このあたりからCxOや役員の求人もスコープに入ってくるので、年収UPが見込めます。5度目の転職では、年収1400万円から1550万円にUPしました。おそらく、一般的な会社では1500万円くらいが上限になると思いますが、このあたりの年収を目指して頑張ってください。

 

 50代におすすめのエージェント

 50代におすすめのエージェントは、正直ありません。といいのも、私はまだ40代前半で、50代の転職を経験していないからです。とはいえ、いままでのキャリアのすべてを評価される年齢になっているので、キャリアの延長線上でしかないと思います。50代での転職は様々な条件が付くと思いますが、知り合いのキャリアとしては、エグゼクティブか、様々な企業の顧問をされている方が多いです。顧問はすでに自分で独立されている方がほとんどで、副業をゆるされている企業との掛け持ちもあります。顧問料はピンキリで、月額10万円から500万円 での幅広いレンジがあります。500万円の顧問料に見合う人材はなかなかいませんが、以前顧問をお願いした方からふっかけられました。ちなみに、私の元上司は月額50万円の顧問を10社やっていて、大変儲かっていたようです。

 

<転職エージェントに関するQ&A>

転職エージェントに関するQ&Aを少し解説したいと思います。そもそも、転職エージェントに聞きにくいことや、転職に有利な事などを説明します。

Q:転職エージェントの利用は無料? 

A:転職エージェントの利用は無料で、企業側から採用した人材の給与の3割ほどを頂いています。そのため、求職者からはお金を頂いていません。

 

Q:転職エージェントに登録している事は会社にばれない? 

A:転職エージェントに登録している事は、現在お勤めの会社にはバレません。また、その情報をバラすメリットはありません。

 

Q:転職エージェントに転職することは可能? 

A:転職エージェントに転職することは可能です。また、自分で独立して転職エージェントを企業することも可能です。できれば、自分が所属してる業界の専門の担当になるのが良いでしょう。

 

Q:転職エージェントに登録すると良いことはある? 

A:転職エージェントに登録すると、以下のような良いことがあります。

 ・無料のキャリアカウンセリング

 ・非公開求人の公開

 ・給与の交渉

 ・スケジュールの調整

 ・求人企業の情報の提供

 

Q:転職エージェントから提示される非公開求人とは? 

A:役職などを公開すると企業の内情が分かってしまうために、非公開で求人を探している事がよくあります。そういった求人を一部の転職エージェントだけに公開しています。

 

今回の説明は以上になりますが、次回は転職サイトについてお話したいと思います。

 

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